黒砂糖のお話

沖縄の代表的な県産品といえば
誰もが口にしたことがあるといえよう「黒砂糖」。
幼い頃、家のお菓子箱の中には常にこれがあったように記憶している。

ほとんどの家庭でお茶うけとして常備しているため、
近所のおばあの家に遊びに行くと出てくるのはたいがいこれ..。
当時はそんなに好きではなく、
心の中で少々がっかりしたものだった笑

東京に来てからはすっかり口にする習慣がなくなってしまったけど、
この歳になって、たまに出会う黒砂糖は味わい深くてとても美味しいと感じる。

さて、その黒砂糖ですが、
店でもシフォンケーキに使っていて、
「黒糖ジンジャーのシフォンケーキ」と称して時々販売しています。
黒糖には、加工黒糖と表示されたものもありますが、
CUMIで使用するのは(沖縄県産純黒糖100%)です。
それには、沖縄県黒糖協同組合のマークがついているのですぐに見分けられます。

沖縄県黒糖協同組合の商品は離島のものが多いですね。

純黒糖にはミネラルがとても豊富ですが、少し癖があるのでしょうがを加えています。
沖縄の家庭料理の一つに(ちんびん)というお菓子があります。
小麦粉を水で溶いて黒糖を混ぜてできた生地をフライパンで焼き、クレープのように丸めて出来上がり。
シンプルですが、大好きなおやつのひとつでした。

黒糖としょうがの組み合わせは体に良くてとても美味しいですよ。
近いうちにまた(黒糖ジンジャーのシフォンケーキ)作りたいと思います。
あ、(ちんびんシフォン)に名前を変えようかなあ..。

今帰仁城と桜

青い海、緑の松、堅固な城壁。
沖縄本島の北部にある、世界遺産の「今帰仁城(なきじんぐすく)」では、緋寒桜が満開になっていると新聞が伝えていました。
「暖かそうでいいなぁ……」と、ため息をひとつ。

例年以上に厳しかった今年の冬の寒さも、あと少しの辛抱……。

寒緋桜

万国津梁館

沖縄に住んでいたころ、観光で訪れてきた知人を必ず案内していた場所がありました。
名護市に位置する万国津梁館。
2000年に九州・沖縄サミット首脳会合が行われた場所です。

沖縄で人気のリゾートホテル『ブセナテラス』から徒歩で行くことができます。
ツアーなどでは必ずバスガイドさんがエピソードとして話題にするものの、実際に行程に組み込まれることはなく、敷地の中に入ることもなかったと記憶しています。
私個人としてはお気に入りの場所なので、時々足を運んでいました。
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石垣島のこと

石垣島で添乗した時の話

沖縄で生まれ育ったcumiおばさんですが、実は大人になるまで石垣島に行ったことがありませんでした(そういう人は結構たくさんいます)。
沖縄本島と石垣島は意外と離れているんです。
これは添乗員の裏話のひとつですが、実際は初めて行く場所なのに、いかにも「ここを知り尽くしてます」とのごとくお客さまをご案内したことは何度もあったんですよ〜。(๑˃̵ᴗ˂̵)

その時もやはり、行ったことのない石垣島で添乗の仕事をすることに。
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座喜味城址 in 読谷村

もう随分以前のことになりますが、在京の知人が沖縄を訪れた際に国頭郡読谷村の座喜味城址を案内しました。
オフシーズンということもあって、自分たち以外には訪れている人もわずか数人。その閑散とした雰囲気を気に入ったらしく、帰京後しばらくしてから写真とメールが送られてきました。
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